伝説巨神イデオンは第六文明人の設定からひずみが出た2回目の失敗作?

伝説巨神イデオンは機動戦士ガンダムが人気沸騰して3ヶ月しか経過していないうちに
作成されたロボットアニメ。イデオン自体全長105m、敵であるバッフ・クランのメカ
も平均80~100mを超えるサイズでありながら、ストーリーはガンダムと同様に、

人間の業やエゴイズム、関係性を主体としているので、大人になって見直さない限りは
面白みがわからないと思える点があまりにも多過ぎる!


この点は富野由悠季氏もコアなファンがついていることを見通し、年齢層をあげて作成
していると断言しているので仕方がないことなのですが、そのことが逆にアダとなり
テレビアニメ至上!2回目の失敗につながるとは、このとき誰が想像したでしょうか?

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目次

・第六文明人設定が誤算を生んだ?一般受けしなかった理由。
・皆殺しの富野再来?富野由悠季が発動させる条件とは。
・バッフ・クランとの戦いは一体何が言いたかったのか?

第六文明人設定が誤算を生んだ?一般受けしなかった理由

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サンライズアニメでは珍しく、富野由悠季氏がデザイン、監修をした割にイデオンに
関しておもちゃで売れる要素をほとんど含んでいないことに現在でも驚かされる。


この理由もイデオンは第六文明人が作成したことになっており、第六文明人とは地球人が
出会った人類で6番目を示すそうなのですが、地球人の感覚とは全く違うことからデザイン
に関してはSFを感じさせるために、敵メカを含め、独創性を持たせたようである。


富野氏自身もこのことについては、

「これは第六文明人の遺跡です。なければ、こんな酷いデザイン誰が使います?」

と異世界の人間が作ったことを意識して言っているので売れる要素を全く含んでいない。


またイデオンの設定もギリシャ文字のΙ(イオタ)、Δ(デルタ)、Ε (イプシロン)、Ο
(オミクロン)、Ν(ニュー)を重ね合わせ、ゲージと呼ばれるものが段階として上がる
たびに強力な必殺技が使えるようになったり、「イデ」と呼ばれる生命体が発動!


周りの敵を一瞬でやっつける全方位ミサイルやイデオンソード、ミニブラックホールや
イデオン・ガン(波動ガン)などさまざなな武器で一発逆転!全滅シーン
が見られるが、

通常時は手足での格闘とミサイル、下腹部についているグレン・キャノンとリアルを
重視しすぎたもので、攻められ続けほとんどが劣勢であったことから子供や一般視聴者
受けせず、おもちゃの不振もあり視聴率低下と共に43話の予定が39話で打ち切り!


富野氏としてはストーリーがしっかりとしていれば売れる!と過信していただけに
スポンサーであったトミーが大赤字を抱えたことでイデオンの打ち切りは大人の事情
という理由から完結しないまま終わり、思わぬ痛手
となってしまったのです。

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皆殺しの富野再来?富野由悠季が発動させる条件とは

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アニメでの不振がそうさせたのか?もともとそうなる予定だったのか?またもや富野氏は
皆殺しの富野」の異名を轟かせるように、重要キャラを死なせていくことになります。


この理由も富野氏が語るには、

全員殺した方が、きれいさっぱり何も残らずまとまりがつく制作者
視聴者共に、作品全体へ未練を残さず完結させる「最も理想的な表現法」

と表現しているのですが、僕の感覚では視聴率が低迷したものや作風で悩んだものなど
気に入らないものは全てさっぱり消すような印象が悲しいかな感じられてしまう。


テレビアニメで完結しなかった部分を映画で作成して完結させたものの、接触篇はテレビ版
の総集編、発動篇が最終回の完全版という形なので知っていること前提で端折が多かったり
何かしら死を美化して皆殺しの正当性を見出しているように思える。


これもイデオンが「機動戦士ガンダムで描けなかったものを表現する」というコンセプト
が富野氏にあるからであり、戦争ではキレイごとでは済まされないが残酷に描くことは
ザンボット3の二の舞になるので避けたい!そういった点が見えているからでしょう。


お互いのエゴイズムが剥き出しでありながらもイデの「大いなる力」という表現で主要
キャラが削られていくように死に最後には全員死ぬという光景になったのもエゴイズム
を訴えることに何の意味もないことを死を超えることで表現したかったのかもしれません。

バッフ・クランとの戦いは一体何が言いたかったのか?

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世間一般ではイデオンは宇宙の始まりと終わりの壮大なテーマを生き死にで表現している
ように思いますが、僕の中では「人間関係の理解を深めること」で生死を越えてエゴイズム
のむなしさや気持ちが伝われば分かり合えるいう点が劇場版を見た感想です。


これもまた主人公達とバッフ・クランの文化の違いや感覚、考え方の違いでお互いのエゴ
イズムを感情剥き出しにしてぶつけあい、分かり合えないむなしさが戦いとなり犠牲者を
どんどんと生み出すのですが、人の思考というのはそのようにわかろうとするものではない。


むしろわからないからこそお互いに相手の印象だけで決め付けずいろいろな接点を通じて
理解するべきではないか?
というメッセージを含んでいるように思えて仕方がない。


実際に主人公コスモ達がバッフ・クランと停戦するために自分達の中では常識!と
思われていた「白旗」を揚げるのですが、停戦や平和的に~を示す色はイデオンの赤色
であることを知らず、バッフ・クランの常識では白色を旗にして振るということは、


お前らを地上から抹殺する

という意味であり、もともと高貴でサムライ気質だったことから必要以上に戦意高揚!

宇宙をさまようくらい戦いが悪化してはバッフ・クランと全面戦争に追い込まれるため
イデオンに眠っている無限エネルギーである「イデ」に翻弄されながらじわじわと全滅
への道を歩むことになってしまったのでしょう。


そのためお互いが敵として出会うたびに戦い、

バッフ・クランとしては「ロゴダウの地球人を逃がすな!全て殺せ!
イデオンに乗る主人公達は「バッフ・クランが攻めてくるから仕方がないのよ!

と合間見えることがないため、イデも愛想を尽かし人類を滅ぼすことになったのです。

レクタングル(大)
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